優香メロンの由来

その名の通り、収穫時期が近づくにつれて優しい香りを漂わせることから名付けられたようです。華やかでいてかつ爽やかなのがメロン全般の香りに言えることですが、特に優香メロンの香りは素晴らしく、決して強いわけではないけれど優しく、しっかりと嗅覚を刺激する洗練された香りです。

特徴

時期

ファーム長洲の優香メロンは6月中旬から7月中旬にかけて収穫しています。

完熟状態で収穫

優香メロンならではの特徴に、”完熟収穫”があげられます。収穫後に追熟させて食べごろを迎えるメロンとは異なり、まだツルに繋がった実の状態のまま完熟を迎えるまで待って収穫しています。つまり他のメロンに必要な”追熟”が、優香メロンには必要なく、皆様のお手元に届いた時にはすでに食べごろになっています。

ファーム長洲で収穫された優香メロンは追熟が必要ありませんので、ご注意ください。

外見

表面に網目模様のあるネット系のメロンですが、優香のメロンの網目模様はごく薄いものになります。加えて色は緑ではなく、黄金色のような淡い黄色が輝いたような色味をしています。この黄色い色は、もともと緑色だった実が熟してくると黄色く変色するという性質によるもので、この黄色こそが優香が熟した証とも言えます。

丸く黒く(カビている)なっているところが”離層”

完熟した状態で収穫される優香メロンは、収穫時にヘタの付け根部分に生じる「離層(りそう)」と呼ばれるヒビができ、そこに黒いカビが発生したり、離層の内側の部分が陥没してくることがあります。これは優香メロンが食べごろになったしるしでもあり、取り除けばお召し上がりいただけます。

果肉

果肉は厚く(タネの部分が少ない)、淡い緑色をしています。香りは決して強烈なわけではありませんが、芯の通ったような透き通ったような”優香”を漂わせます。糖度が16度程度と非常に高く、甘みを強く感じますが、しつこくなくすっきりとしています。食感は口に含むととろけていくような柔らかさで、甘み・香りとともに広がっていくその味わいは最高のメロンといっても過言ではありません。

また外皮のキワまで美味しく食べれるのも優香の果肉の特徴の一つです。外皮だけを剥いて外側から食べられるくらいに実を楽しむことができます。

選ぶ・熟す・食べる

見分け方

優香メロンの流通量は少ないので、見分けるといっても他個体と比較のしようがないかもしれません、もしも複数の中から選べるような機会があるのであれば、見た目以上にずっしりとした重さを感じるものが良いでしょう。

また、「外見」のところで説明させていただいた「離層」に関しての状態は、優香メロンの熟成状態を見極めるヒントになります。

追熟は不要

ファーム長洲の優香メロンは、追熟は必要ありません。お手元に届いたその時がすでに食べごろになっています。出来るだけ早く召し上がっていただくことをお勧めします。

食べ方

収穫後、追熟期間を必要としない優香メロンですが、それでもできるだけ早く召し上がっていただくことをお勧めします。食べ方としては、冷やす場合は3時間程度、あまり冷やしすぎないことがポイントです。

保存

完熟したメロンをすぐには食べられず、止むを得ず保存する必要のある場合は、冷蔵庫に入れてなるべく早くお召し上がりくだだい。食べきれない場合には果肉を小さくカットしてラップなどに包んで冷凍保存することも可能です。冷凍であれば1ヶ月程度は保存可能です。