アンデスの名の由来

アンデスメロン、というとアンデス山脈やアンデス文明などから連想される南アメリカ大陸に広がる地域を連想される方も多いかもしれません。しかし実は、このメロンの「アンデス」は、南米のアンデスとは全く関係のないところから名付けられました。引用にて紹介しますと、

アンデス山脈とは、全く関係が無い。メロンの大敵のうどんこ病耐病性・つる割れ病抵抗性品種で、栽培しやすいことから、「作って安心」「売って安心」「買って安心」より「安心ですメロン」というネーミングで売り出す予定であった。しかし、名前にセンスがないとのことから、略して「アンデスメロン」となった。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アンデスメロンは日本の植苗会社である”株式会社サカタのタネ”が開発した品種で、上記のように日本語から名付けられた「アンデス」だったのです。つまり、病気に強く安心して生産でき、収穫が見込めるため安心して売れ、供給が安定するために消費者は安心して買える、それがアンデスメロンなのです。

特徴

時期

ファーム長洲のアンデスメロンは4月中旬から5月中旬にかけて収穫しています。

外見

表面に網目模様がある品種のメロンを”ネット系”と称しますが、アンデスメロンもネット系の品種になります。アンデスメロンの網目模様は他の品種に比べるとより細かく現れていることが多く、網目の盛り上がり方も控えめです。

果肉

他の品種に比べると硬めの食感が特徴のアンデス。みずみずしく、透き通った淡い黄緑色の果肉で強い甘みが特徴です。もともとが硬めの果肉の品種なので、中にはかなりの硬さを感じる個体もあるかもしれません。しっかりと追熟させて召し上がっていただくことをお勧めします。

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選ぶ・熟す・食べる

見分ける

良いアンデスメロンを見分けるポイントは

  • 比較して網目模様がくっきりはっきり均等に広がっているもの
  • 持った時に見た目以上の重みを感じるもの

上記の2点を目安に選ぶと良いでしょう。

追熟させる

美味しいメロンに完熟させるには、収穫後1週間ほどかけて追熟させる必要があります。アンデスメロンが追熟を経て完熟したかどうかについては見分けにくいですが、メロンの下側の中心部いわゆる「花落ち」した部分を指で軽く押した時に弾力を感じられるかどうかが、食べごろの目安になります。またメロンの頭のヘタの付け根部分が、枯れたような色味になった頃も食べごろか否かを見分ける助けになります。

完熟したメロンは数日すると今度は中から発酵が始まってきてしまいます。そうなる前、完熟後2、3日を目処に早めにお召し上がりください。

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食べ方

追熟が完了し、完熟状態になったメロンはできるだけ早く召し上がることをお勧めします。冷やして食べる場合は、食べる前の3時間程度前に冷蔵庫に入れて食べてください。あまり冷やしすぎると甘味を感じにくくなってしまい、完熟させたメロンの美味しさを味わうことができなくなってしまいます。

保存

完熟したメロンをすぐには食べられず、止むを得ず保存する必要のある場合は、冷蔵庫に入れてなるべく早くお召し上がりくだだい。食べきれない場合には果肉を小さくカットしてラップなどに包んで冷凍保存することも可能です。冷凍であれば1ヶ月程度は保存可能です。